温泉での衛生管理の仕方とは?

by 日本の薬湯 0

温泉での衛生管理の仕方とは?

日本は温泉大国と言われていて、全国各地に数多くの温泉が広がっていますが、利用するにあたり衛生管理が気になる人も多いかもしれません。令和元年9月19日に厚生労働省から、公衆浴場における衛生など管理要領などの改正について、基本規則の通知がなされたのです。厚生労働省のホームページを見ると全文を確認することができますが、これまでとの違いをしっかりと認識した上で、その通知の内容に則り施設の設備の設計や、管理計画を進めることが求められています。

入浴施設に求められていることとしては、快適や癒しを目的にするものと、衛生的な安心や安全の二つが挙げられます。快適や癒しなどの視点は持っていますが、利用者の多くについては入浴施設について安心や安全に重きを置いていると言えるでしょう。つまりしっかりと衛生管理を行った上で、安心、安全な温泉やお風呂を提供することが求められているのです。万が一衛生管理がしっかりとなされていなければ、万が一のことが発生した場合には、営業停止や風評被害などは避けることはできません。このようなことが起これば廃業に至るケースもあるでしょう。

入浴施設で一番気をつけなければならない事は、水質におけるレジオネラ属菌と言えるでしょう。そもそもレジオネラ属菌とはどのようなものなのかと言うと、細菌類の一つに当たり、レジオネラ肺炎やポンティアック熱などを引き起こす原因になると言われています。通常であればこのような感染症が引き起こされることはないのですが、高齢者や喫煙者、糖尿病や慢性呼吸器疾患などを患っている人などは、感染症を引き起こす可能性が考えられます。バイオフィルムと呼ばれるアメーバに寄生することにより増殖しますが、このようなことから入浴設備の中のバイオフィルムを除去することが求められます。毎日えんそく管理が十分に行われていれば浮遊するレジオネラ属菌は殺菌することができるのですが、バイオフィルムに生息しているアメーバの中では生き続けることから、利用者の発症のリスクが残ってしまいます。そのためバイオフィルムが蓄積しないように、日々管理を行ったり定期的な配管洗浄などが求められます。安全を確保するためには、効果的な染料が重要ですが、生物膜の除去や浴槽水の換水、微生物の殺菌消毒がポイントとなるでしょう。浴槽は毎日洗浄を行い濾過器を使用する場合には一週間に一回洗浄を行います。濾過器は一週間に一回以上逆洗浄を行って汚れを排出し、できない場合には定期的にろ材を取り出した上で洗浄、もしくはろ材の交換が必要です。このように温泉施設に関しては、日本温泉協会の求める適切な衛生管理が求められるのです。